迷える子羊に届け!ディレクターのスキルを明確にしました。
牧野です。
ここでは「ディレクター」と呼ばれる役割を定義したいと思います。
現在○○ディレクターをやっているが迷いがある方には、ぜひ読んで頂きたいと思います。
今後アップデートしていく終わりなき内容ですが、本質は変わらないように感じており、自信を持ってお届けします。
書いてみたらなかなかの大作になってしまいました。
要約版がこちらにありますので、まず全体を押さえたい方は先に目を通してもらえればと思います。
なぜディレクターのスキルを定義したいのか
いま強く感じるのはディレクターの「スキル標準化」の必要性です。言語化の難しいスキルが多く、みな漠然とした認識しか持っていないように感じています。
スキルを明確に定義することで、課題の解決と新たな可能性が生まれると考えています。
解決できる課題
以下の課題を解決できるのではと考えています。
・ディレクターのギャンブル性
・ディレクターのキャリアパス
ディレクターのギャンブル性
スキルが定義されていないと、ディレクターの仕事、育成、自己研鑽がすべて自己流になるのではと考えています。
自己流になると評価や振返りの軸がないので、個人のスキルがバラつきますし、知見の蓄積や継承ができません。結果、ディレクターがギャンブルそのものになります。
ゴールとそのプロセスがバラバラであれば、品質がバラバラになるのは必然です。
対価をもらうのに品質がバラバラでよいはずがないと思っていますが、そこに諦めが存在しているようにも思います。
だから、Googleで検索すると「Webディレクター 使えない」などとサジェストされてしまうのです。
ちなみに、エンジニアもスキルが多岐にわたり抽象的な部分も多いですが、組織で育成にチャレンジすることは当たり前です。
専門性が高いため育成しやすい部分もありますが、だからディレクターができないかというと、それは違うと思います。
定義したスキルに沿って仕事、育成、自己研鑽をすることで、ベースとなる能力を揃えることができると考えています。
株式会社neuでは、ベースとなるスキルを揃え、その上で各自の個性を価値提供することを目指しています。
ディレクターのキャリアパス
ディレクターのキャリアパスは難しいように感じます。
僕は、一度ディレクターをやめることでディレクターのスキルに大きな価値があることに気付きました。
世に出てみるとディレクターとしてのスキルを多くの人は持っていなかったのです。
しかし、当時ディレクターだったときは
「こんな調整役価値あるのかなぁ」「専門性がないと厳しいよなぁ」「このままじゃ先がないなぁ」
なんて思っていました。
利害関係の間で挟まれつつパフォーマンスの発揮を求められる、非常にタフな役割です。それなのに、目的が不明瞭なために自分が成長しているか見えづらく、自分の価値が分からなくなってきます。
ディレクターのキャリアパスが難しい理由(詳細は後述)は、求められる基本的なスキルが専門的ではないからです。非常に分かりにくいのです。
この専門的でないスキルを株式会社neuではソフトスキルと呼んでいます。
専門的でないスキルをちゃんと定義できれば、それが物差しとなって自分の成長を実感できますし、市場に対しての自分の価値も認識できるようになります。結果として、どのような仕事で活躍できるのか分かりやすくなると考えています。
生まれる可能性
スキル定義することで以下の可能性を感じています。
・ディレクターに求められるスキルの汎用性
・株式会社neuの価値
ディレクターに求められるスキルの汎用性
ちゃんと考えてみるとディレクターに必要なスキルは、普通に仕事をするために必要なスキルばかりです。(これが専門的でないので分かりづらいのです)
そのため、身につければビジネスマンとしての選択肢は大幅に増えると思っています。
僕としては将来は現在身を置くIT業界をも飛び越え、より様々な人達と仕事をする武器としてディレクションの力をさらに磨いていきたいです。そんな可能性を感じるのです。
なぜなら、どの仕事でもディレクションの本質は変わらないからです。株式会社コードベリーの会社運営も約2年携わっていますが、ディレクションスキルを大いに活用し、会社運営の仕事をしている実感があります。
株式会社neuの価値
繰り返しになりますが、株式会社neuでは一定の「スキル標準化」を行っていききます。これは組織で知見の蓄積や共有を行っていけることを意味しています。組織としてディレクターの品質を担保できれば、とても高価値だと思うのです。
そのためにはまずスキルの定義が必要になりますよね。定義することができれば、育成へのハードルが下がります。
なお、育成には成果への評価とフィードバックが必須ですが、ここは代表の僕自身が提供できる価値だと考えています。ここが実は一番難しいのかも知れませんが、いまのところ株式会社neuの一番の価値です。
ここで言いたいこと
ディレクターのスキルを定義してみたら、どの仕事でも必要かつ重宝される能力であることが分かりました。
みんな一度ディレクターやりましょう。開発に飽きたコミュニケーションが得意なエンジニアはディレクターへの転職がオススメです(宣伝)。ぜひ弊社へ。
少し逸れたので気を取り直して。
ディレクターのスキルは普遍的なものですので、みながこのスキルを身に付けたらディレクターは不要になります。
現に、Googleのエンジニアチームなどハイスペックな人材のいる場所でいわゆるディレクター的な役割は存在しないようです(又聞き)。出来るのであればエンジニアが、デザイナーが、マーケターがやればいいのです。
ただ、現実としてそのように全員ができるようになることはないので、ディレクターのスキルはとても価値のあるスキルだと言い切れます。
ディレクターとは
なによりまずなにをやっているのか、非常に分かりづらい。どんな価値を提供している役割なんだろうと。
まずはここを明らかにしていきます。
一般論
Wikipedia
まずはディレクターそのものの意味です。
制作物の作品としての質に責任を持つ者のこと。その責務を全うするために、企画・立案・制作に関与して業務全般をつかさどる場合もある。
出典〜Wikipedia 「ディレクター」『ウィキペディア日本語版』,(2020年4月14日取)
質に責任を持つ者なんですね。演出家や監督といった意味で捉えられることもあるようです。
次にGoogleで単語検索するとこのように出てきます。
つまり、「全体に責任を持つ役割」と捉えられそうです。ただ、何が価値かはよく分からないですね…
Webディレクター
ディレクターの中でも比較的一般的だと思われるWebディレクター。
こちらについて調べていきます。
Googleで検索してヒットしたWebページをいくつか引用させて頂きます。
まずFind Job!さんから。
・Webディレクターとは
Webディレクターは売り上げに直結するWebサイトを構築し、編集・デザイン・SEなどの製作スタッフを取りまとめるリーダーとして、円滑に業務を進捗させる(ディレクションする)ことが主な仕事です。クライアントや自社の売り上げを意識していくことはもちろん、そのプロジェクトに関わる企画・制作などを統括します。社内外において幅広い計画性が求められる仕事です。・仕事の内容
・スケジュールの進行管理
・コンテンツの品質管理
・プロジェクトメンバーの選定
・クライアントと現場スタッフの橋渡し
などが主な業務内容です。デザインやライティング内容の品質を見極めることは、クライアントの要望や収益の満足度に直結することでもあるため、Webディレクターの腕の見せどころでもあります。チームで活動することが多いので、関わる人たちの雰囲気作りと予実管理を怠らない切り替えができれば、Webディレクターとしての資質が上がっていきます。
「Webディレクターの仕事研究」Webディレクターの仕事内容|IT・Web業界の特化の求人情報サイトFind Job!
次にINTERNET ACADEMYさんから。
・Webディレクターとは
Webディレクターとは、Web業界においてプロジェクトを監督・指揮・管理する人を指します。WebプログラマーやWebデザイナーなどのWeb制作に関わるスタッフ達をまとめ、クライアントの要望にかなったWebコンテンツを作り上げることが、Webディレクターに求められる役割です。プロジェクトの進行管理をはじめとするWebコンテンツ制作の責任者がWebディレクターといえます。・仕事の内容
Webディレクターの主な業務は、スケジュールの進行管理、コンテンツの品質管理、プロジェクトメンバーの選定、クライアントと現場スタッフの橋渡しなどです。
上記業務の他、Webサイトのコンテンツ企画やクライアントへの提案を行う「Webプランナー」の業務を兼務することもあります。このような場合は、企画書の作成や、取材・撮影、要件定義などもWebディレクターの仕事です。
「Webディレクターとは? Webディレクターの仕事内容と年収」
どれもかなり各論に寄っている印象です。タスク内容は分かるのですが、どこに価値を置いた仕事なのかいまいち分かりません。
・じゃあ結局なに?というと一言で言えない
・マーケやSE、プロマネなどの専門職との差異はなにか分からない
と、僕個人はそのような感想です。
これって結局ディレクターがどのような価値を提供しているのか整理されてないってことだと思います。
株式会社neuのディレクター定義
株式会社neuではディレクターの役割と存在価値を以下のように考えます。
「関係者の中心で」というのがポイントだと考えています。
前述した通り、優秀な誰かがディレクションできればディレクターは基本的には不要です。
一方で、多くの関係者の中心で、もしくは全体の最適解を見ながらディレクションする機会は専門職ですと経験を得ることは難しいです。(僕はエンジニア出身なのでよく分かります)
中心となって周囲の人との接点を持ちながらゴールに導ける人がディレクターだと思うのです。
ディレクターに必要とされるスキル
ここからが本筋になります。
まず、スキル全体の構成としてはこのようなイメージです。
ソフトスキル、ハードスキルに姿勢・マインドを加え、このような式で考えます。
それぞれどのようなものか詳細を書きます。
姿勢・マインドとは
ディレクターにおける姿勢やマインドというのは非常に大事です。
具体的には、仕事に対する価値観や働き方、求めるものなどですね。
ここで向き不向きが決まってしまうようにも思いますね。合っていないと本人を含めたみなが不幸になる気がします。
仕事を作っていく、仕事のゴールを決めていく、ときにはゴールを疑い設定し直す、そんな仕事ばかりなので主体的に働きたい人でないとストレスフルです。
詳細は後述。
ソフトスキル、ハードスキルとは
下記に分かりやすく書いてあります。検索してみるとあまり一般的ではないようですね。
【ソフトスキルとハードスキルの違い】複数スキルの必要性とは?
ほとんどの方はお気づきだと思いますけど、どの仕事もスキルの構造は一緒なんですよね。しかし、特にソフトスキルっていうのは説明や可視化が難しいので多くの人はあまり意識していないため、磨き方がみな独学なんじゃないかという感覚です。
ここからはソフトスキルとハードスキルに対する僕なりの解釈です。
ソフトスキルとは
人間的=感情が伴うスキルだと考えています。そのため多くは人に対して活用するスキルだと思います。
かなり幅広く抽象的ですがコンピュータでは出来ない能力、と考えると分かりやすいかも知れません。
また、蓄積するだけでは役に立たないスキルですので「考える」ことが伴います。
一人では完結できないスキルとも言えます。
ディレクターが提供している主な価値はこのスキルだと言えます。
そのため、ディレクターに最も必要なスキルはこのソフトスキルだと考えています。
ハードスキルとは
専門性のことだと考えています。プログラムの言語仕様や会計の仕訳ルールなど、知識として覚えていくようなことです。
蓄積するだけでも一定の価値があるスキルですので「覚えていく」ことが大事になりますね。
(蛇足ですが、コンピュータにはここから侵食されていきます)
一人で完結できるスキルとも言えます。
ここからはソフトスキルを中心に詳細を記載します。
ディレクターに必要なソフトスキル
ディレクターにはこれらが必須だと思います。
・コミュニケーション能力
※ファシリテーション能力、ステークホルダー・マネジメント能力などもこちらに含まれる
・思考力
※もう一度、既出の画像を貼っておきます。
コミュニケーション能力
ここでまず言いたいのは、コミュニケーション能力は「人を思いのままに動かす能力」です。詳細はこちらを読んでもらえると幸いです。
そして、コミュニケーション能力はインプットとアウトプットに分類できます。
マインドマップでざっと出した全体像はこちらです。
インプット〜コミュニケーション能力〜
5感を使えることだと考えています。(覚えやすいし)
視覚
文章読解力
相手の反応を捉える力
聴覚
ヒアリング能力
傾聴力(黙る能力)
触覚
相手の手応えを感じる力
味覚
いまのところ該当なし…
嗅覚
場の流れを読む力
検索する力
アウトプット〜コミュニケーション能力〜
話す、書く、雰囲気、態度振る舞いに4分類します。
話す
説明力
質問力
交渉力
訴求力
リアクション力(相手に反応を伝える力)
また、"話す"にはいくつか横断で必要なポイントがあるのですが、
テキストでは記載しにくいので前述のマインドマップを参照ください。
書く
ドキュメンテーション力
雰囲気
自信
ビジョン
価値観
実績
態度、振る舞い
素直
謙虚
感謝
主体性(=提案する姿勢)
思考力
次に思考力です。こちらは頭の中にどのようなスキルがあるといいか、です。
論理的に考える力
分解、分類、整理
抽象と具体の行き来
事象と原因の切り分け
問題、課題、それ以外の判断
首尾一貫した話の構成
問題を追求し特定する
言語化する
役割や責任に線を引ける
ストレス耐性、レジリエンス
ざっと書きましたがMECEでないことはご勘弁を。とにかく色々あると思います。
紐付ける力
一見関係ないこと同士を関連付けて発想する
仮説を立てる力
答えがない中で前進する
ディレクターに必要なハードスキル
これは業界様々だと思います。2つだけ、絶対に必要だと思うスキルがあります。
・プロジェクトマネジメントスキル
・ビジネス理解力
プロジェクトマネジメントスキル
ゴールの設定
タスクを細分化する
スケジュールを作る
要員を調達し体制を作る
担当者と期日を設定する
情報集約を上手にする
状況を管理する
という感じでしょうか。
僕も専門性でいうとまだまだなので、もっと磨いていきたいです。
ビジネス理解力
その事業がどうやってお金を稼いでいるのか、を理解する力です。ビジネスモデルをどれだけ知っているか、という観点でハードスキルに含めました。覚えれば何となく分かりますから。
これが分かると、ステークホルダーやお金の回り方が分かるんですよね。ディレクションの対象は経済活動なので、お金の動きが分かるととても動きやすくなります。
その他
ここからは業界によってかなり異なると思います。当面の僕の領域ではこちらです。
システム開発スキル
なんらかの開発言語でプログラミングできること、SQLを書けること、Webアプリケーションの全体像を正確に説明できること、あたりがベンチマークになりそうです。
ソフトスキルとハードスキルのバランス
両方を一定以上備えて初めて、ディレクターとしての価値が発揮できると考えます。
一例にはなりますが、これまでGoogleや書籍で拝見したWebディレクターに関する説明だと、ハードスキルばかりが書かれている印象でした。
ハードスキルというのは専門家がいます。それらのスペシャリストに専門性で挑むのなら、ディレクターの価値はとても低いものになりませんか?
繰り返しになりますが、ディレクターの価値はソフトスキルだと考えています。
ソフトスキルとハードスキルの相関を4象限マトリクスにしました。
なお、環境によっては①ではない役割をこなすこともあると思います。しかしそれは「役割」の話であり、スキルバランスがどうかとは別の話です。
役割として①以外をやっているのか、①のスキルバランスがないのか、は大きな違いだと思いますので注意が必要です。
また、「正確な伝書鳩も必要だ」という声も聞こえそうですが、単なる「正確な伝書鳩」であればボイスレコーダーと同価値ということになります。
背景や意図を捉えた「正確な伝書鳩」を実行するにはおそらく①になることが必要です。
①ディレクター
どちらもスキルも持ち合わせており、ちゃんと価値が発揮できてる状態。
②便利屋
ソフトスキルだけですといわゆる雑用係のようななんでも屋さんに。コミュニケーションが得意というだけで未経験からディレクターになると起こるパターンですかね。
いい感じにこなしているように見えますが、その業界の専門性がないので仕事の切り分けができない、全貌が把握できない、対面の専門化と会話が難しい、など起こりがちです。
③体力勝負
ハードスキルだけですとモノゴトを推進するシーンで力技になり、時には自分で作業もやるなどタスク量に忙殺され、残業や休出など体力を武器に戦うことになります。エンジニアから役割をシフトされた方でこのパターンはよく見ました。
④伝書鳩
言われたことを横から横に流すだけですね。専門性がないので自力で理解したり作業したりできず、ソフトスキルがないので問題の切り分けや専門家への依頼もできない。結果として、主体性は生まれません。
業界未経験の方はここからスタートになりますが、この位置から脱出を図るべく成長しないといけません。
この4象限マトリクスから言えること
ディレクターはさきに一定の業界経験を積んでハードスキルを獲得したほうが近道だと言えそうです。④→③ですね。
②か③どちらかをアドバンテージに①へ進めば良いのですが、ソフトスキルを獲得できる職場というのはなかなか丁度いいところがないような気がしていて、ハードスキルのほうが獲得できる環境が多いと思います。
ソフトスキルとハードスキルのシナジー効果
この2つはスキルアップにおいて両輪です。ソフトスキルが上がるとハードスキルの獲得スピードや質が上がると思うんですよね。どんどんレベルの高い人と会話が出来るようになってきます。
ハードスキルが高まるとやれることが増えてきますから、別の業界の方と仕事することができるようになり…という良い循環を生むと思います。
ディレクターに必要な姿勢・マインド
ここはかなり主観ですね。僕が大事だと思うことを記載します。
まず、姿勢やマインドで圧倒的に大事だと思うのはこちらです。
どれだけ覚悟を深く決めるかどうかで、成果に大きな差がでることは間違いありません。
「すべて僕が責任を取る」という人ほど、成果を上げています。
次に、姿勢・マインドに関して間違いなく言えることはこの3点です。
・ソフトスキル・ハードスキルのベースは姿勢・マインド
・ストレス耐性、レジリエンスの重要性
・姿勢・マインドを変えられるか
ソフトスキル・ハードスキルのベースは姿勢・マインド
すごく基本的なことですが、素直であるとか誠実であるとか、このあたりで両スキルが流れ込む量というのは間違いなく変わってきます。
また、仕事に対する価値観や働き方に対する価値観は、両スキルを捉える形が異なってくると思っています。
みな、全く異なる価値観をフィルターとしてものごとを見ていますから、そのフィルターを通して視て得たものは、それぞれ違う形になると思うのです。
例えば、縁の下の力持ちになりたい人とスーパースターになりたい人では、同じ仕事に取り組むのでも、捉え方やアプローチの仕方が大きく違ってきますよね。
そういった意味で、ディレクターに必要な姿勢・マインドはこのようなを考えています。
・中立な視点、立場を意識する
・仕事の目的やゴールをいつも意識している
・言われたことだけやるスタンスとは逆
・セルフコントロールを大事にする
・自分が推進するんだという気持ち、リーダーシップ
・関係する人たちの立場や気持ちを想像する
・いろんなことに興味を持ち学ぶ
・何かを決定する勇気・覚悟と、揺るぎない決意
・バイアスと戦い様々な意見を聞く
・攻める
また、姿勢やマインドによっては何気ないことも学びに変えることができますから、スキル獲得のスピードに差がでてくるなとも思います。
ディレクターとしての成長スピードもかなり変わるはずです。
ストレス耐性、レジリエンスの重要性
レジリエンスというのは心理学の用語でストレスに対する柔軟性を指すようです。
なにか難しい局面に直面した時、その人の姿勢やマインドでストレスの受け方やダメージが違うと思うんですよね。(逃げてしまうのはまた別の話だと思いますが)
ディレクターというのは介在価値を発揮しなければいけないので、必ず2者以上の板挟みになります。人によっては大きなストレスが掛かります。
その状況を楽しめるかどうか、価値を見いだせるかどうかでストレスの度合いはぜんぜん違ってきますよね。
このあたりは姿勢・マインドによると思っています。
姿勢・マインドを変えられるか
いかに柔軟にいれるかは非常に大事だなと思います。
レジリエンスに大きく関わってきますね。
定性的な話になりますが、同じ環境にいればいるほど固まっていき、年齢を重ねるごとに変わるのは難しくなってくる感覚です。
思考のクセとプライドによって、意識の変革を拒否する人も多いですよね。(結果として、体調を崩すか一切変わらず辞めていくかのどちらか)
ここでいう環境というのは、働く業界といった大きい括りから友人知人との関わりといった小さなものまで、いわゆる視野のようなものですね。
僕は29歳の時にディレクター職を始めたのですが、それなりに厳しかったです。
個人差もあるのでさっと変革出来る人もいるでしょうし一概には言えませんが、社会の経験が浅いうちからいろいろな業界の働き方を知っておくことがとても大事だと感じています。
ちなみに僕はSES業界でシステムエンジニアを7年やってディレクターになりましたが、これまでまったく使わなかった脳を使うことになりました。しかし、実はシステムエンジニアで使っていた脳はほんの一部だったということに後から気付くことになります。気になる方はこちらをどうぞ。
https://note.com/embed/notes/n7c3b46166c3c
まとめ
現時点で、今の知見を体系化してアウトプットしました。前述しましたが、この内容は自分の会社の育成に使っていこうと思っています。
もちろん、今後もアップデートをガシガシしていく予定です。
長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。