言語化の第一歩は〇〇に気づくこと!
最近「言語化」のワードでこのブログにたどり着く方が増えているようで、波が来ているのかなと思います。
弊社は言語化することをすごく大事にしており(こちらを参照)、関心が向けられることは喜ばしいです。そしてこの波に上手に乗りたいものです。
言語化が上手になるにはどうしたらいいですか?
結構な頻度で聞かれます。
ブログへのアクセスをみても、世の中の関心が高まっていますね。
リモートワークが少しずつ普及してテキストコミュニケーションが増えてきたので、言語化の重要性が高まっていることも間違いなさそうです。
しかし意外に難しいようです。
ここでは、そのコツを少しでも掴んでくれるとうれしいです。
僕自身、言語化が得意かなんとも言えませんが好きなことは間違いないので、結構細かくやっていると思います。
会社でも言語化することを大事にしていますから、そのコツを書こうと思います。
言語化の第一歩
タイトルでもったいぶってしまいましたが、さっそくその第一歩を書きます。
え?え?そんな単純なことですか?
そう思われたそこの貴方。ご自身が曖昧さに気づくことできているか振り返ってみてください。
おそらく感覚的な日本語の特性によるところも大きいと思っていますが、実は多くの人が「曖昧さ」をスルーしてしまっているだけのように思います。
こちらお時間ある方は短い動画ですのでぜひ視聴してください。
言語と思考の深い関係を感じますよね。
まさに、言葉に出来ないことは思考できていないという言葉の証明のようにも思います。
日本語は感覚的なため、よくよく考えてみると「結局どういうこと?」というコミュニケーションが多いのです。
学生の頃の自分もそうでしたが、日常的に感覚的なコミュニケーションを行っているため、曖昧さに気づかないんですね。
もちろん、日常の中で感覚的なものはすごく大事なのでなんでも言語化すればいい訳ではありません。
ただ仕事になるとチームプレーする必要が出てきますから、言語化が大事だと感じます。
曖昧さに気づくとは?
例えば、上司に報告しようと思いバッと書いたテキストが以下だったとします。
いい感じにブラッシュアップできたので、これで大丈夫だと思います。
この中で曖昧な部分はどこでしょうか?
- いい感じに
- ブラッシュアップ
- これで
- 大丈夫
サンプルなのでしょうがないのですが、ほぼ曖昧ですねw
ただ日常のコミュニケーションでは不自然でないので、日本語の恐ろしさを感じます。これで伝わってしまいますからね…
曖昧さの簡単な見つけ方
覚え方として簡単なのは、機械的に以下に注意することです。これらが出てきたら機械的に「具体的には?」と反応できるようになるのがベストです。
- 形容詞
- カタカナ
- 指示詞
形容詞は気持ちを表現する言葉、カタカナは人によって解釈が異なる言葉、指示詞も文脈から代入が必要な変数、ということで、こいつらは要注意の言葉です。
曖昧さに気づいたら?
曖昧なポイントに気づけたら、次はロジカルシンキングです。シンプルですが難しいところ。
具体的にはワードごとに「なぜなぜ分析」、全体を「5w1h」で見直すのがよいです。
ここは少し長くなりそうなので別の機会に書こうと思います。
言語化の副産物(おまけ)
曖昧な部分が言葉になると、ストレスが軽減されるようです。
以下の書籍に書いてありましたが、不安が襲ってきた場合などにその不安な気持ちを言葉にして口から出すと、理性を司る大脳新皮質が活発になることで感情を司る大脳辺縁系の活動が静まり、不安な気持ちが抑えられるようです。
ふと夜に目が覚めて不安な気持ちが無性に湧き上がってくるときありますよね。
そんなとき僕はなぜ不安なのかを一言一句、一人でブツブツ話します。そうすると不思議なことに、不安な気持ちが消えるんですよね。きっと上に書いた脳の仕組みによって不安な気持ちが落ち着くのだと思います。
試すときはぜひ誰もいないところでやってくださいね笑
おわり