最短で問題解決する方法
1月からいわゆるディレクター職に復帰しまして、実体験としてのお話が出来るようになってきました。
これまでは机上の空論とまでは言わないまでも理論の話が多かったですが、これからはよりリアルなお話が出来るかと思います。
このブログを通じて仕事内容が伝わればと思っています。
さて、タイトルの件です。
「問題の構造」を意識することは実業務でもとても大事だ、という気付きのお話です。
読まれた方のお仕事に役立つと信じています。
お仕事内容ざっくり
現在、お客さんのとある課題を整理しております。(具体的な仕事内容は書けないのは恐縮ですが…)
現状のヒヤリングから整理・分析を経ていくつか案を出し、どれを選択するべきかを示す、というお仕事です。
課題を自ら設定する
今回のお仕事の背景をたどると、もともと大きな課題があったわけでなく、改めて整理するタイミングがあり発生したお仕事でした。
実は課題を自ら設定する必要がありました。
しかし、整理することに注力しこの点を見逃してしまったんですね。
課題が不明瞭なまま整理を進めてしまった部分がありました。
課題を明確にあぶり出さないまま進めてしまったことになります。この点は大きな反省点です。
お客さんからの指摘
自己整理のために一度相談をしたのですね。進めながらもモヤモヤしていましたので。
そこでこんな指摘をされたのでした。
「問題の構造に沿ってしっかり問題定義するべきですよね。そうでないと、課題設定ができないので。もともと課題トリガーでのお話ではないので、まずは課題設定からだと思います。」
もうドンピシャの指摘ですよね。
「問題の構造」とは
ゴールがあり、現状があり、ゴールと現在地のギャップが「問題」。
「問題」を解決するためのお題が「課題」です。
少し前にスッキリした際のTweetはこちら。我ながら分かりやすい例だと思います。
問題が何かを特定しないと適切な課題は設定できません。
適切な課題が設定できないと、打ち手は無駄撃ちになります。
仕事の大原則だと思うのです。
僕自身の認識
じゃあ僕の「問題の構造」に対する認識はどうだったのか。
理論として若い子に説明をしていたりと、「問題の構造」を僕自身は強く認識していました。
課題解決を生業にしようと決意しましたし、日頃の業務で認識できていたはずでした。(前項で「大原則」とか書いてますし)
しかし恥ずかしながら実践の場ではすっぽりと抜け落ちてしまっていたのです。
抜け落ちてた理由
今回のお仕事はお客さんからの強いオファーで始まっており、気負っていた部分がありました。(いまもまぁまぁ気負っている)
また、株式会社ニューの初受注仕事ということで、バリューを出そうというプレッシャーも働いていると思います。
こういう心理状態では、普段できていることが平気で飛ぶんですね。
まとめ
「問題の構造」を認識することは、普通に実践で使えることなんですよね。改めて痛感しましたし、今後は必ずここに立ち戻ろうという出来事でした。
このことから、練習したことしか試合でないということを改めて認識しました。
そういった意味でも、日々立ち戻ることを大切にしていきたいですね。
場数を踏み、できるだけ冷静に。目的を見失わないよう。
こうやって、実体験をもとに感じることは貴重ですし、とても幸せなことですね。
このお仕事で価値を出したい想いが更に強くなりました。
また、いま弊社ではこのスキルを標準化するべく活動しています。詳細が気になる方はお気軽にお声がけください。
引き続き、精進していきたいと思います。