まだ広く知られていませんが、今後はよりニーズが高まることを株式会社ニューは確信しています。
訪問していただき、ありがとうございます。
ディレクターの仕事はとても価値がありニーズが高まっている仕事ですが、残念ながらほとんどの人に知られていません。一方で、システムエンジニアの次のステップとして最高の仕事だと思っています。
システムエンジニアは開発現場を飛び出して活躍できる武器をすでに持っているのです。それを弊社が体現しています。
ここで紹介するディレクターの仕事を通してそのポテンシャルに気づき、ディレクターの仕事に興味を持ってもらえるとうれしいです。
仕事をゴールに進めるための総合的な役割です。
英単語では「指揮者」「演出家」といった意味で、プロダクト開発の現場においてその通りの役割です。人気漫画のキングダムで例えるなら「隊長」や「将軍」。ときには戦場に降りていき、自ら戦う姿をもって向かうべき方向を指し示すことができる役割です。リーダーと似ていますが各チームの成果物に対して、ときには細かく方向性を示していくのがディレクションだと考えています。(つまり、リーダーシップの形成に繋がっていきます。)
総合的な能力が求められるので、弊社ではエンジニアリングのような専門的なスキルと組み合わせることで仕事のレベルが大幅に上がると考えています。
大手SIerから依頼を受けてユーザー企業側のチームや部署に参画し、開発案件の立案から開発チームへの要件出し、受け入れテストまで発注側の業務をおこないます。参画するチームによって違いますが、ユーザー問い合せや障害に対応することも多いです。
自分の意思を持って主体的に動き、関連するチームのメンバーたちを引っ張りゴールを目指します。
プロダクトや業務の課題やニーズを特定して対応を検討し、案件として立案します。システム改修するのか、運用改善するのかなど、実際に打つ手を具体的なレベルまで検討します。
案件立案で検討した課題やニーズに対応する打ち手を実施します。具体的な対応の推進を行うのがディレクターの仕事です。システム改修があれば検品作業や受入テストの実施を行います。
各担当チームが対応を実業務や本番環境にリリースします。ディレクターは本番環境への反映を確認したり、障害が発生した場合はビジネスへの影響などを考慮しながら旗振りを行います。
いわゆる保守フェーズです。問い合わせや障害など、本番リリース後に発生する業務があれば対応します。UI改善後のアクセスモニタリングなど、案件立案時の仮説を評価することも多いです。
業務は多岐にわたるのですが、メインの業務と必要なスキルや姿勢をいくつかお伝えします。
ここに記載するスキルは一部ですが、言い換えればディレクターの仕事で得られるスキルです。聡明な読者のみなさんはすぐに理解いただけると思いますが、仕事をする上で希少なスキルばかりです。
この機能をこのように改修する、というようにシステム開発の案件を立案します。ユーザーからの問い合わせや要望、アクセスログやデータを分析し、仮説をもとに課題やニーズを設定します。設定した課題やニーズを満たす打ち手が案件になります。
案件が完了するには、システム開発に加え、関連する業務の手順変更からヘルプページの修正、ユーザーへの広報などさまざまな業務が必要です。ときには自ら手を動かし、関連部署のメンバーとコミュニケーションしながら案件を推進します。論理も大事ですが、関わる人の納得感醸成もとても大事です。
仮説として設定した課題やニーズに対する打ち手はプロダクトの改修だけではありません。すでに動いている業務フローを変えることもよくあります。業務に登場するアクターと業務フローを整理して、より良い体制や業務フローに改善します。システム開発の仕様に加え、実際の業務フローや業務を実施している人たちへの深い理解が必要です。往々にして、属人化している業務や過去からの歴史の積み重ねが存在するのでそれらへの配慮や考慮も必要とされます。
開発チームとの大きな違いは顧客側の立場に立ち、開発をするための整理を行うところです。
開発チームの場合、すでにある要件をどう実現するかに責任を持ちます。正解や方向性があり、それを基準にものごとを決めていきます。一方、ディレクターは存在するであろう課題やニーズを特定して「これを解決すべきだ」を決めることに責任を持ちます。ロジックを積み上げ、自分で正解を決めます。
本当の意味での「主体性」が求められます。
システムエンジニア出身の方は苦労する人が多く、難しい仕事かもしれません。しかし、システムエンジニアが持つ開発の経験や知見はディレクター業務において大きな武器になります。
理由は大きくこちらですが、この価値に気づいていない人が多いです。
株式会社ニューはシステムエンジニアのキャリアチェンジに力を入れているため、つまづくポイントの知見が豊富で育成が得意な会社です。また、プロジェクトは違えど「考える」という仕事は共通なので、在籍しているディレクター同士がフォローしあい「考える」力を高めています。結果として、みなシステム開発の知見を武器にディレクターとして活躍しています。
難しい仕事かもしれませんが、関わるプロダクトは基本的に社会的なインパクトをもつ規模ばかりなので、大きなやりがいとスキルアップが期待できます。
月・火・曜日がオフィス出社、水・金曜が在宅リモートワークのハイブリッドな勤務形態です。参画先のプロジェクトが原則フルリモート勤務のため、弊社独自で定めています。
メンバーの参画プロジェクトはバラバラですが、週に3日は物理的に同じ空間で働き、仕事の進め方や成果物のレビューなど意見がほしいときにお互いに気軽に声を掛けられる環境を作っています。
ディレクターとして立ち上がるまでの期間、姿勢や考え方について言語化が難しいケースも多く、議論がとても大事です。ときには厳しい意見を交わすこともありますが、そのときの口調や声色、雰囲気といった非言語情報が双方への響き方を左右します。このようなシーンではいまのところオフラインにかなう手段はありません。
このようにオフラインを上手に使うことで、在宅リモートワークの仕事の品質も上がっています。
この例は企画がメイン業務のディレクターの1日です。なお、コロナウイルスが拡大すると在宅フルリモートになってしまうのでタスクの内容は変わってきます。
ここに記載したタスクはごく一部で、企画した案件のデザイン確認や同プロジェクト他メンバーの成果物レビュー、カスタマーからの問合せ対応などさまざまな業務がプロジェクトに存在します。
少し余裕を持ってオフィスに到着。自席でPCを立ち上げながら出社しているメンバーで雑談が盛り上がります。今日のランチはどこいく?
参画プロジェクトはフルリモートなのでチャットツールで「おはようございます」。よし、今日もがんばろう。
まずは今日1日のタスクを整理して優先度を決める。タスク管理はディレクターにとって重要なスキルです。
フルリモートになり認識齟齬が起きやすい状況なので、表などを使って要件とポイントを整理。これで伝わるだろうか。ドキュメンテーションのスキルが磨かれます。
少し前に見積もり依頼をした案件で、開発チームから要件確認のチケットが2つ来たため回答。工数影響や他機能との整合性はどうだろうか。影響を慎重に考え回答します。
出社日は、業務がないメンバーと一緒にランチすることも多いです。御徒町は意外とおいしいお店がたくさんあってうれしいですね。
新しいシステム改修案件の要件を朝作った資料をもとにインプット。よし、すんなり見積もりに進んだ。
仲間である開発チームに案件の背景とやりたいことをしっかり伝えることが大事です。これからやりたいことを実現してくれる人たちなのですから、感謝を忘れずに。
カスタマーから改善要望があった機能Aの課題検討。課題やその理由、根拠をデータ抽出しながらまとめ、どう改善するか考えます。なるほど、ここが課題か。打ち手はどうしよう。
課題をシャープに特定することがディレクターの価値の1つです。また、しっかり考えアウトプットするスキルが磨かれますね。
プロジェクトがフルリモート勤務のため、1週間の進捗状況をチームメンバーに共有。ディレクターは複数の案件対応が一般的なので、それぞれの状況を簡単に伝えます。
社内での知見共有やお互いの成長を目的に、弊社メンバーが御徒町オフィスのミーティングルームに集まって、業務内で発生した悩みや相談を議論。
週に数日出社しているのはこのためで、オフラインでの議論や意見の言い合いは密度の高い情報のやりとりです。
システム連携している他プロジェクトチームからの仕様問合せに回答。前提の認識が異なる他チームとのやりとりも多く発生します。おっと、この回答だと認識齟齬が起こりそうだ。修正しよう。
前提の認識が異なるとコミュニケーションミスが起きやすく、正確なコミュニケーションをするスキルが磨かれますね。
別プロジェクトに参画している社内メンバーから、メール文面のレビュー依頼。ここはちょっと直したほうがいいね。あとは大丈夫そう。
物理的に同じ空間にいると、気軽に相談できますよね。これも出社する大きなメリット。
チャットツールでプロジェクトに業務終了を連絡。お疲れさまでした。
スケジュールを柔軟に働けるのは裁量が大きいディレクター職の良いところです。
まだまだ印象の域をでませんが、活躍する人の傾向はこのようなイメージです。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。
株式会社ニューではSESの働き方の良い部分を認めつつ、長期的にはキャリアに行き詰まるリスクが高いと考えています。
ディレクターの仕事はその大きな課題を打破できるものだと信じています。SESの中で現在に不安や疑問を持つ方、その中でどうしたらいいか分からない人には特に届いてほしい。
まだまだお伝えしたいことはありますので、もっと詳細を聞きたくなった方はお気軽にこちらから問い合わせください。